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戦争論ー良い戦争・悪い戦争

日清戦争から太平洋戦争までー

日本は国連軍に参加するべきか?

 

更新日2024.5.11

更新履歴   付属資料1  付属資料2

(日清戦争ー日中戦争)(太平洋戦争、

戦争論)

 

参考資料   リンク  世界・日本最近の動き

 

「だれかが死ぬということは、

自分を減らすことなのだ。

何故なら、自分も全人類と結びついて

いるからだ。

それゆえに、ひとを遣って、誰がために

鐘は鳴るかを問わせることをやめよ。

鐘はお前のために鳴っているのだ。」

(ジョン・ダン イギリスの宗教家・詩人・

16世紀末から17世紀 )

 

どんな時代でも、どんな社会でも、

現状を維持したい現状を変えたい

の対立は存在する。

その権力闘争の究極が、戦争である。

 

健康を維持するためには、病気について

学ばなければならない。

平和を維持するためには、戦争について

研究しなければならない。

 

「権力は腐敗する。絶対的権力

絶対に腐敗する。」

自由とは好きなことをする権力ではなく、

為すべきことができる権利である。

(アクトン卿 イギリスの歴史家−19世紀

 

戦争が起きる原因は3つしかない、それは

利益』か『恐怖』あるいは『名誉』だ。

(トゥキディデス 古代アテナイの歴史家−紀元前400年

(「名誉」を、「大義」と置き換えると、

現代の戦争原因により適する)

 

「戦争とは他の手段をもってする

政治の継続である」

(クラウゼヴィッツ プロイセンの将軍

−19世紀

 

「愚者は自分の経験に学ぶと言う、

私はむしろ他人の経験に学ぶのを好む

(ビスマルク ドイツ帝国初代宰相

−19世紀

 

人間の感情の中で、何よりも古く、

何よりも強烈なのは恐怖である。

その中でも、最も古く、最も強烈なのが

未知のものに対する恐怖である

(H・P・ラヴクラフト アメリカのホラー作家

 

我国は、永遠の同盟も、永遠の敵

持たない。永遠なのは、我国の国益

だけである

(パーマストン イギリス首相−19世紀

 

戦争になると、価値観が逆転する。

人を殺してはいけない』が

一人でも多く殺せ』に変わる。

 

はじめに

私の戦争についての考えを簡潔に述べると、

1、戦争の本質は、「自分が生き残る

ために、敵を殺す」という事だが、

戦争はすべて悪ではなく、

良い戦争(自衛のため)と

悪い戦争(侵略目的)がある。

 

2、歴史的に侵略戦争であっても、

祖国を守るため大切な人々を守るため、

勇敢に戦い、我が身を犠牲にした

英霊の方々にたいしては、深く哀悼の

意をあらわしたい。

戦後日本の平和と発展は、

英霊の方々の尊い犠牲が

あったからこそ、と私は思う。

 

 戦争の分類ー日清戦争から太平洋戦争まで

  自衛の

ためか?

当時の

国際世論

現代の

善悪基準

不可避

だったか?

  勝算 開戦に関

する政府

の指導力

日清戦争                  
日露戦争                  
韓国併合         ×   ×      
第一次 世界大戦   ×         ×      
満州事変      ×   ×   ×      ×
日中戦争   ×   ×   ×   ×      
太平洋戦争(対英蘭)                  
太平洋戦争(対米)      ×   ×   ×   ×   
  自衛の

ためか?

当時の

国際世論

現代の

善悪基準

不可避

だったか?

勝算

開戦に関

する政府

の指導力

(フィリピンは、アメリカの植民地だったが、

1934年に10年後の独立が決められて

いたため、太平洋戦争(対米)の

「現代の善悪基準」は、×と判断。)

 

日本は国連軍に参加するべきか?

金だけ出せば済むという時代は終わった。

自衛隊が、国連軍や多国籍軍に参加した

からといって、軍国主義が復活するとは

考えられない。

ただし、上記の例でもわかるように、

国際世論が是とした事が100年後に

まちがった事とされる場合もある。

国連が認めたから参加するのではなく、

100年後の人々も是とするような軍事

作戦だから参加する、という考え方が

必要だと思う。

 

最後に

「世界平和のために、日本も人的貢献を

しなければならない。」という言葉は正論

だが、戦場で実際に血を流すのは、自衛隊、

警察の人々や国際協力の仕事をしてる人々

であり、政治家やマスコミの人間ではない。

私の好きなある小説のセリフで、この文章を

終わらせたいと思う。

 

*(政治腐敗を理由にクーデターを起こした

軍人達に対し、クーデターへの参加を拒否

した軍人のセリフ)

「政治の腐敗とは、政治家が賄賂を

とることじゃない。それは個人の腐敗で

あるにすぎない。政治家が賄賂を

とってもそれを批判することができない

状態を、政治の腐敗というんだ。

貴官たちは言論の統制を布告した、

それだけでも、現在の政治を非難

する資格はなかったと思わないか」

 

「私がきらいなのは、自分だけ安全な

場所に隠れて戦争を賛美し、

愛国心を強調し、他人を戦場に

かりたてて後方で安楽な生活を

送るような輩です。こういう連中と

同じ旗のもとにいるのは耐えがたい

苦痛です」

 

* (民衆に支持されている聡明な

専制君主と、それに戦争で敗れた

民主主義国家の軍司令官の会話)

専制君主 「ときに暴君が出現する

からいって、強力な指導力をもつ

専制政治の功を否定することは

できまい」 

民主国の軍司令官 「私は、否定

できます。人民を害する権利は、

人民自身にしかないからです。

言いかえますと、独裁者や腐敗

した政治家を政権につけたのは、

たしかに人民自身の責任です。

他人を責めようがありません。

まさに肝腎なのはその点であって

専制政治の罪とは、人民が政治の

害悪を他人のせいにできるという

点につきるのです。その罪の大きさ

にくらべれば、100人の名君の

善政も小さなものです」

「私としては、にわかに首肯は

しかねるが、それによって卿は

私を説得することをこころみて

いるわけなのか」

「そうではないのです。私は、

あなたの主張に対してアンチ・

テーゼを提出しているにすぎ

ません。

ひとつの正義に対して、逆の

方向に等量等質の正義が

必ず存在するのではないかと

私は思っていますので」 

「正義は絶対ではなく、ひとつ

でさえないというのだな」

 

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