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 戦争論ー良い戦争・悪い戦争 日清戦争から太平洋戦争までー

             日本は国連軍に参加するべきか?

                                            更新日2024.4.23

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            (日清戦争ー日中戦争)    (太平洋戦争、戦争論)

                                            世界・日本最近の動き

    「だれかが死ぬということは、自分を減らすことなのだ。何故なら、自分も全人類と

     結びついているからだ。                                

     それゆえに、ひとを遣って、誰がために鐘は鳴るかを問わせることをやめよ。

     鐘はお前のために鳴っているのだ。」                      

               (ジョン・ダン イギリスの宗教家・詩人−16世紀末から17世紀 )

                                                 

     「どんな時代でも、どんな社会でも、現状を維持したい現状を変えたい

      対立は存在する。その権力闘争の究極が、戦争である。

 

     「健康を維持するためには、病気について学ばなければならない。

      平和を維持するためには、戦争について研究しなければならない。

 

     

     「権力は腐敗する。絶対的権力絶対に腐敗する。」

     「自由とは好きなことをする権力ではなく、為すべきことができる権利である

                        (アクトン卿 イギリスの歴史家−19世紀

 

     戦争が起きる原因は3つしかない、それは利益恐怖あるいは名誉

                 (トゥキディデス 古代アテナイの歴史家−紀元前400年 

     (「名誉」を、「大義」と置き換えると、現代の戦争原因により適する)

 

      「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」

      (クラウゼヴィッツ プロイセンの将軍−19世紀

 

      「愚者は自分の経験に学ぶと言う、私はむしろ他人の経験に学ぶのを好む

       (ビスマルク ドイツ帝国初代宰相−19世紀

 

      「人間の感情の中で、何よりも古く、何よりも強烈なのは恐怖である。

       その中でも、最も古く、最も強烈なのが未知のものに対する恐怖である

      (H・P・ラヴクラフト アメリカのホラー作家

     

     「我国は、永遠の同盟も、永遠の敵も持たない。

      永遠なのは、我国の国益だけである

     (パーマストン イギリス首相−19世紀

 

     「戦争になると、価値観が逆転する。『人を殺してはいけない』が

      『一人でも多く殺せ』に変わる。

                     

 はじめに                                 

 私の戦争についての考えを簡潔に述べると、1、戦争の本質は、「自分が生き残るために、

 敵を殺す」という事だが、戦争はすべて悪ではなく、良い戦争(自衛のため)と悪い戦争

 (侵略目的)がある。                                      

 2、歴史的に侵略戦争であっても、祖国を守るため大切な人々を守るため、勇敢に戦い、

 我が身を犠牲にした英霊の方々にたいしては、深く哀悼の意をあらわしたい。戦後日本の

 平和と発展は、英霊の方々の尊い犠牲があったからこそ、と私は思う。

 戦争の分類ー日清戦争から太平洋戦争まで

  自衛の

ためか?

当時の

国際世論

現代の

善悪基準

不可避

だったか?

  勝算 開戦に関

する政府

の指導力

日清戦争                  
日露戦争                  
韓国併合         ×   ×      
第一次 世界大戦   ×         ×      
満州事変      ×   ×   ×      ×
日中戦争   ×   ×   ×   ×      
太平洋戦争(対英蘭)                  
太平洋戦争(対米)      ×   ×   ×   ×   
  自衛の

ためか?

当時の

国際世論

現代の

善悪基準

不可避

だったか?

勝算

開戦に関

する政府

の指導力

 (フィリピンは、アメリカの植民地だったが、1934年に10年後の独立が決められていたため、

 太平洋戦争(対米)の「現代の善悪基準」は、× と判断。)

                                              

 日本は国連軍に参加するべきか?

 金だけ出せば済むという時代は終わった。自衛隊が、国連軍や多国籍軍に参加したからと

 いって、軍国主義が復活するとは考えられない。ただし、上記の例でもわかるように、国際

 世論が是とした事が100年後にまちがった事とされる場合もある。国連が認めたから参加

 するのではなく、100年後の人々も是とするような軍事作戦だから参加する、という考え方

 が必要だと思う。

 最後に

 「世界平和のために、日本も人的貢献をしなければならない。」という言葉は正論だが、

 戦場で実際に血を流すのは、自衛隊、警察の人々や国際協力の仕事をしてる人々であり、

 政治家やマスコミの人間ではない。

 私の好きなある小説のセリフで、この文章を終わらせたいと思う。            

    *(政治腐敗を理由にクーデターを起こした軍人達に対し、クーデターへの参加を

    拒否した軍人のセリフ) 

    「政治の腐敗とは、政治家が賄賂をとることじゃない。それは個人の腐敗であるに

    すぎない。政治家が賄賂をとってもそれを批判することができない状態を、政治の

    腐敗というんだ。貴官たちは言論の統制を布告した、それだけでも、現在の政治

    を非難する資格はなかったと思わないか」                       

 

     「私がきらいなのは、自分だけ安全な場所に隠れて戦争を賛美し、愛国心を強調

     し、他人を戦場にかりたてて後方で安楽な生活を送るような輩です。こういう連中

     と 同じ旗のもとにいるのは耐えがたい苦痛です」

 

    * (民衆に支持されている聡明な専制君主と、それに戦争で敗れた民主主義国家

    の軍司令官の会話)                              

    専制君主 「ときに暴君が出現するからいって、強力な指導力をもつ専制政治の功を

    否定することはできまい」 

    民主国の軍司令官 「私は、否定できます。人民を害する権利は、人民自身にしか

    ないからです。言いかえますと、独裁者や腐敗した政治家を政権につけたのは、

    たしかに人民自身の責任です。他人を責めようがありません。まさに肝腎なのは

    その点であって専制政治の罪とは、人民が政治の害悪を他人のせいにできると

    いう点につきるのです。その罪の大きさにくらべれば、100人の名君の善政も

    小さなものです」

    「私としては、にわかに首肯はしかねるが、それによって卿は私を説得することを

    こころみているわけなのか」

    「そうではないのです。私は、あなたの主張に対してアンチ・テーゼを提出している

    にすぎません。ひとつの正義に対して、逆の方向に等量等質の正義が必ず存在

    するのではないかと私は思っていますので」 

    「正義は絶対ではなく、ひとつでさえないというのだな」   

                                                

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